面白い人は最初から面白いし、つまらない人は一生つまらない
たとえば俺がタコ漁師だとするじゃないですか。
でもなかなか成果が悪くて、1日に釣れるタコはせいぜい10匹。
昨日は餌を変えてみて、今日は釣竿を変えてみた。明日は船を変えるか?もうイカにしよっかな?とか考えながら仕事してます。
そしてカリスマタコ漁師の新書を本屋で見つけて、あぁ、すげえなあと思いながら読むわけです。
もしカリスマタコ漁師が自分の後にタコ漁の世界に入ってきたヤツだった場合、心がザワつくんです。なんであいつは500匹釣れるのに、俺は10匹なんだと。俺は才能がないのだろうかと。
でも、自分より漁歴が長ければ、先輩だから別にいいんですよ。
「俺もカリスマさんみたいになるためにがんばるぜ」ってなるんですよ。
なぜなら訓練次第だと思えるから。
ユーモアセンスの場合
でも、ユーモアの世界って才能の比重が大きいと思うんです。
面白いやつは最初から面白い、つまらないやつはいつになってもつまらない。
お笑いタレントを見てても思うんですよね。
バカリズムは最初から面白いし、三又又三は永遠につまらない。
芸歴が長くなってから面白くなるやつをあんまり見ないんですよ。
ユーモアのセンスって、訓練したところで効果はあるんだろうか。
お笑いの養成所っつっても、あれはユーモアセンスを磨く場所ではなくて、
声の大きさ、先輩への挨拶などに気を配って、「芸人っぽさ」を身につける場所だと思う。
たぶん、面白さは訓練とか関係ない。
面白いやつはどんどん面白くなっていくし、つまらんやつは一生つまらんまま死んでいくんでしょう。
だから、面白い記事とか面白いパフォーマンスを見ると発狂したくなる。
「あぁ、俺は頑張ってもコレは書けないのかなぁ」ってなる。
たとえそれが先輩だろうが後輩だろうが関係なくクッソむかつくんですよ。
ダ・ヴィンチ・恐山とかARuFaとかクッソむかつくんですよ。
あいつら面白すぎるだろ。
悲しい世界だよね。書きながら調べたんだけどタコって釣るんじゃなくて水揚げらしいしね。
ネットでウケたい、とか思ってるうちはウケられないんだろうなぁ。